時短勤務は迷惑だから退職しようか迷っているあなたへ。3つの秘訣をご紹介!いつまでこの仕組みなのか…残業なしのスウェーデンを見習おう!

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「時短勤務って迷惑だよね…。やっぱり仕事辞めた方が良いのかな…。」
「退職はしたくないけど、周りに迷惑をかけながら時短勤務なんてできない」
子供を産んで育てる為に、ママはいろんな壁を乗り越えていかなければなりません。
時短勤務をして働くか、退職するか、悩んでいる子育てママは多いです。
周りに迷惑をかけてまで時短勤務をするのか、それとも退職するのか。
できれば働き続けたいと思っていて、今まさに迷っているあなたへ。
今回は、時短勤務推進派のわたしが、「時短勤務を上手に活用する3つの秘訣」をどど~んとご紹介!いたします。
参考になれば嬉しいです。
さぁ、それではいってみよ~う!
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時短勤務ってどういう制度?
時短勤務とは「育児短時間勤務制度」の略で、3歳以下の子どもがいる場合、原則1日6時間の短時間勤務にすることができる制度です。
これは出産・育児を理由にした離職を減らし、継続した就労や個々の能力の向上、人材の確保を期待したもので、平成22年の改正育児・介護休業法で制度化され、企業の規模や従業員数などに関わらずすべての企業で義務化されました。
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時短勤務は迷惑なんですか?
実際の企業内では、同僚が時短勤務制度を利用していることで不公平さを感じたり、制度を利用する側の仕事に対する姿勢や言動に対して嫌悪感を抱いて迷惑だと感じてしまう人も少なくないようです。
迷惑だと感じる周囲の人たちの考えは…
「基本的な仕事量が増えるじゃないですか!フォローするのはこっちなんですよ。」
「時短勤務を利用する人がいることで不規則勤務や残業が増えて嫌です。」
「何で時短勤務の人と給料が同じなんですか?納得いきません!プンプン!」
「制度は理解できます。でも、一社員としての責任感を持って欲しいです。」
などなど。
周囲が不利益を被ることに大しての不満が大きいようです。
また、こんな態度も負の印象を与えてしまっています。
「子どもがいるから配慮されて当たり前でしょ?ブリブリ文句言わないでよね! 」
「時間です。保育園のお迎えに間に合いません。あとの仕事はよろしくお願いします。」
などなど。
そう考えると、時短勤務制度を利用して快く仕事ができるかどうかは会社や同僚の理解がないのではなく、「制度を利用する人の姿勢次第」なんだということが分かります。
「時短勤務をしてでも仕事を辞めないでほしい。あなたが必要!」
そう思ってもらうためには、いったいどのようにすれば良いのでしょうか?
時短勤務を笑顔で過ごす秘訣
時短勤務は法律で定められていることです。
利用することに対して後ろめたさや肩身の狭い思いをする必要はありません。
でも、「早く帰るのが当たり前」「子どもがいるんだから当然の権利」という態度ではダメですよね!
確かに法律で守られている権利ではありますが、忘れてはいけないのはあなたが時短になるぶん、誰かが代わって仕事を引き受けてくれているってこと。
時短勤務を行いながら、同僚といい関係で仕事をしていくために必要ないくつかの配慮について考えてみましょう。
1)できる範囲の仕事は責任をもってきちんとこなす!
限られた時間の中でどうしても出来ない仕事はあると思います。
そんな時に最初から「出来ませーん。無理ですぅ。」と決めつけるのは周囲に悪い印象を与えます。
「できる範囲でやれることがあるかも!」
と一度考えてみましょう。
「○時までならここまでできる!まとめてやっちゃおう!」
「今日は無理だけど明日ならできる!整理して効率的に仕事ができるようにしておこう!」
「自宅に持ち帰っても可能な仕事ならできる!」
そういった仕事に対する意欲があることを伝えると周りの人の受取り方も変わってきます。
また、自分の担当している仕事に対しては、「いざという時に自分がいなくても仕事がまわる仕組み作り」をすることも大切です。
例えば…
1)誰が見てもわかるように細かなメモをつけておく。(細かいデータを残しておく)
2)ほかの人でも対応できるように、資料を揃えておく。
などがあげられます。
ちょっとした配慮を行う事で、周囲からの信頼度もUPしますよね。
2)仕事の依頼は一言添えて!
同僚や上司に仕事を頼む時は,相手を気遣う一言を加えるだけでだいぶ印象は変わります。
誰かが代わりにやってくれることを「当たり前」と思ってはいけません。
「いつも申し訳ありません」
「引き受けて頂きありがとうございます」
「とても助かります」
「いつも感謝しています」
などちょっとした一言を添えることで頼まれた方も嫌な気分にはなりません。
次に顔を合わせた時には必ず感謝の気持ちを伝えましょう~。
些細なことですがこうした一言があるかないかで周りのあなたに対する接し方に変化がみられると思います。
また、仕事の内容以外でも、周囲とのコミュニケーションは大切です。
昼休みや休憩時間を有効に使って意識的に周囲との会話をもつようにしましょうね。
日々のコミュニケーションの積み重ねが周囲との隙間を埋めてくれるはずです。
3)職場に家庭の愚痴を持ち込まない!
「仕事復帰したばかりで仕事と家事、育児の両立にてんてこ舞い… 。」
「とにかく時間が足りない… 。」
「もう、一体どうしたら良いんだぁぁぁぁー!」
そんな慌ただしさの中で、つい周囲への配慮に欠けることがあります。
家での愚痴を職場に持ち込むことはタブーです。
状況は違うにしろ大変なのはみんな一緒!
「子どもがいるから大変なのよ~。」
「子どもがいない人にはわからないだろうけど毎日バタバタなのよ~。」
「ゆっくりお風呂につかれるなんてうらやましい!うちは毎日戦争だよ。」
などの愚痴っぽい発言は控えた方が良いですね。
やっぱり聞いている人の立場にたって考えてみると、あまり気持ちの良いものではありません。
ただ、迷惑をかけてしまいそうな情報について話しておくことは大切です!
例えば…
1)子どもの環境の変化による精神状態
2)感染症の流行
など。
「いつも保育園から呼び出しばかりで大変だよ…。」
「朝から子どもが大泣きして本当に疲れたわ…。」
「夜泣きで全然寝られなかったから体がダルい!」
な~んて言っている人達を想像してみてください。
残念ながら、どんな状況であっても文句や愚痴ばかりの人を助けてあげようとは思わないものです。
それでも、どうしても愚痴りたい!聞いてほしい!いっぱいいっぱいなんだよ!という時はあります。
そんな時は、逆に明るく笑って愚痴ってみましょう。
きっとみんなも明るい笑顔で聞いてくれるはずです!
育児のための時短勤務!海外ではどうなの?
日本では、周りの人に迷惑をかけていると思い込み、肩身の狭い思いをしながら「時短勤務」をする多くのママ達がいます。
「育児の為の時短勤務」って海外ではどのようになっているのでしょうか?
少し気になったので調べてみましたよ!
育児中社員への配慮と支援が手厚いことで有名なスウェーデン!
よく、TVや雑誌でも取り上げられているのでご存知の方も多くいらっしゃると思います。
やっぱり、日本とは違い「時短勤務」の制度がよく機能しているようです。
では、日本とスェーデンでは「時短勤務」にどのような違いがあるのでしょうか?
「時短勤務」日本とスウェーデンではどんな違いがあるの?
まず第一に、スェーデンなどの欧州諸国とは、根本的に働き方への意識が違います。
具体的にはこうです。
私生活の充実が何より大切!という考え方
誰よりも早く出社して、誰よりも遅く帰る…。
日本では「残業する人」、「休まない人」、がエライ!という考え方があります。
でも、スウェーデンでは家族との時間や、自分の趣味に費やす時間の方が大切だ!という考え方なので、基本的に残業はありません。
みんなサッサと帰宅します。
(もちろん残業しなければいけない時もあるようですが^^)
決められた時間内で、きっちり仕事をこなす!
「働くこと」と「生活すること」の比重が日本とは違うんですね…。
日本でも早くこの考え方が一般的になれば良いのに…。
短い時間でも、生産性を上げる事は可能です。
スウェーデンのようなメリハリのある「仕事」の形が出来れば最高だと思います。
ぜひ見習いたいものです。
他にも様々な要素はありますが、日本と海外とでは「基本的な考え方の違い」でママたちの働きやすさが変わってくるんですね。
日本は働き方を根本的に変えていかなければ未来はないと思う!
「子どもを育てにくい社会」
今、日本はこういう社会だと個人的に思っています。
女性は働け!働け!というけれど、女性が無理なく働き続けられる環境が整っていない。
子どもを産め!産め!というけれど、子どもを預ける保育園がない。
これ、いったい何なんでしょうか…。
やっぱり、一個人の力ではどうにもならないことが山ほどあって…。
そうなると国の仕組を変えていくしかなくて…。
でも子育て層の票は少ないから、こういう問題って後回しにされる…。
このような背景があり、時短勤務に関しても「仕組づくり」が出来ていないから、いっこうに働きやすくなる気配はありません。
ほとんどの会社は、時短勤務の人の穴埋めを他の社員がするケースが多いのではないでしょうか?
だから、周りの人の負担が増えるにつれ不満やストレスもたまってきます。
「なんでいつもわたしが代わりに残業しなきゃいけないの?」
「退職してくれたら良いのに…」
なんて考えの人が増えちゃう。
逆に、時短勤務を利用する人たちは
「迷惑だとわかっているから居づらい…」
「肩身の狭い想いをするのか、当然の権利と開き直るか考える」
という考えになりがち…。
ただ、今の日本の仕組は簡単に変える事はできません。
構造を変えることができないなら、今できることを精一杯やっていきましょう!
頑張りましょう!ママ達!
まとめ
時短勤務は、周りに負担をかけながら働くという仕組みが今の日本では当たり前!
でも子どもを育てながらムリなく働き続けたいママ達はたっくさんいます!
もしあなたが時短勤務をするのか、退職するのかを迷っているのなら、ぜひ1度は時短勤務を利用して働き続けることをおすすめします!
職場や、立場、年齢、環境、雰囲気などの違いで「働きやすさ」「周囲の負担」は変わってくるとは思いますが、最低限の気遣い、感謝を忘れずに、責任をもって仕事に取り組んでみましょう~!
あなたが心から
「助けてあげたい」
「力になってあげたい」
と思う相手はどんな人ですか?
きっと、なにかに一生懸命な人、相手を思いやれる人、話しやすい人、自分を助けてくれた人、一緒にいて楽しいと思える人などではないでしょうか?
そんな人にあなた自身がなれれば周りは自然と助けてくれます。
仕事に家事、育児と大変な時ですが、今があなたのコミュニケーションスキルの見せ所!
上司や同僚とより良い人間関係を築き、働きやすい環境を作り出すのはあなた自身です。
支える側と支えられる側…。
どちらの立場になった時でも相手を思いやる気持ちと感謝の気持ちは忘れないようにして「時短勤務」を上手に利用していきましょう!
それでは!