地獄の1日!アレルギー症状で赤ちゃんが大変!離乳食を進める時は卵、牛乳(乳製品)、小麦粉には特に注意しよう!

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「あれ?目の周りどこかにぶつけた?」
リビングからねぎパパ(旦那)の声が聞こえました。
急いで生後7ヶ月のきゅう太(長男)のもとへ行くと、ボコットまぶたがはれています!
「え?どうしたんだろう!」
アタフタアタフタ…。
落ち着いて考えてみると、それは食物のアレルギー症状であることが判明。
わたしにあまり食物アレルギーの知識がなかったので、アレルギー症状が出た時にかなり動揺してしまいました。
もしもの時、必要以上に慌てない為に今回はきゅう太(長男)のアレルギー症状の経緯を記録したいと思います。
さぁそれではいってみよ~う!
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赤ちゃんの食物アレルギー症状とは?
「食物アレルギーの赤ちゃんって大変だよね。」
赤ちゃんのアレルギーって、どこか他人ごとに感じていたわたし。
今回きゅう太(長男)にアレルギー症状が出るまで全然関心がありませんでした。
ではいったい食物アレルギーってどんなものなのでしょうか?
まず人間の体は、体内に侵入してきた異物に対してIgE抗体というものをつくります。
そしてこのIgE抗体をやっつけて体を守ろうとする働きがあります。
この働きが、ある特定の物質に対して過剰に反応してしまうのがアレルギー反応です。
(※ アレルギー体質の人は特定のタンパク質にIgE抗体をつくりやすい免疫傾向があると言われています)
IgE抗体…う~ん難しいですね。
簡単に説明すると、食べ物に含まれるタンパク質を「異物」ととらえて、この異物を何とかやっつけるんだぁー!って体が過剰に反応することを食物アレルギーっていうんですね!
ふむふむ。
これって赤ちゃんには多いようです!
1歳未満の赤ちゃんの10人に1人は食物アレルギーなんですって。
え?めっちゃ多くない?
それもそのはず!
赤ちゃんは消化器官が未発達で、アレルゲンといわれるタンパク質を上手に分解できないことが原因の1つだからです。
これって成長と共に消化吸収機能が発達してくると、改善してくる場合が多いようですよ。
あ~治らない病気じゃなくて良かったぁ…。ふぅ~。
ただたま~に、大人になっても治らないケースがあるので注意が必要とのこと。
「大人になったからもう大丈夫かな?食べちゃえ~」って自己判断で食べるのは危険なのでやめましょうね。
生後7ヶ月、離乳食でアレルギー症状が出た
ここから、生後7ヶ月・きゅう太(長男)のアレルギー症状が発症した時のことについて記録したいと思います。
きゅう太(長男)は産まれて1週間前後からお肌の湿疹がたくさん出るようなタイプの赤ちゃんでした。
「乳児湿疹がまだけっこう出るよね」
そう言いながら生後2ヶ月の時、小児科を受診。
先生からお薬を処方してもらうと、お肌の湿疹の状態は少し改善しました。
ちなみにその時に処方してもらったお薬はこちら。
※きゅう太(長男)の体重は7.2kg(生後2ヶ月)
・亜鉛華(10%)単軟膏「ホエイ」(10g)フエナゾール軟膏5%(10g)
これは、外傷、湿疹、皮膚炎などの皮膚疾患の炎症を抑え、皮膚を保護する塗り薬です。湿疹や皮膚炎を改善する塗り薬です。
・プロペト
これは皮膚を保護する塗り薬です。
これでも治りにくい時にもらったお薬はこちら。
・ロコイド軟膏0.1%(10g)プロペト(10g)
これは、皮膚の炎症を抑える副腎皮質ホルモンの塗り薬です。
でもお薬を塗らなければまた湿疹ができる…。いつもこの繰り返しだったんです。
もしかしてアレルギー体質なのでは?と思ったので、小児科の先生と相談してアレルギー検査を受けることにしました。
生後6ヶ月のときです。
ズボズボっと針をさし、チューっと手から血を抜く姿…いっぱい泣いてかわいそうだったな。
なかなか血管が見つからずに針をさしなおしたり…。
予防接種などで注射をする姿を見るのは結構慣れていたんですが、血をぬく姿は初めてだったのでママの方が泣きそうになりました…。
そして、頑張って血をぬいてアレルギー検査をしました。
結果は卵だけに反応あり!
(卵白・牛乳・小麦・米・ごま・ピーナッツ・大豆・牛肉・サケ・リンゴ・鶏肉・キウイ・バナナで検査)
完全母乳できゅう太(長男)を育てていたので、小児科の先生から「ママはとりあえず卵を食べるのを控えて下さい」と指示され卵ぬきの生活をおくるようになりました。
やっぱりママの母乳から出ちゃうんですね。
ただ、小児科の先生からはこうも言われました。
「アレルギー検査の結果は絶対ではないですよ。一定の目安になるだけです。」
なるほど、なるほど。
アレルギー検査で陽性反応が出ても、実際には食べられることもあるし、陽性反応が出なくても、食べられないものだってある!ってことらしいです。
ちょっと複雑ですよね~。
わたしが卵の摂取を控えるようになって、きゅう太(長男)のお肌の状態が少し改善しました。
きゅう太(長男)のお肌の状態が安定してしばらく経った時、保育園入園準備の為にミルクに慣れさせようと通常の粉ミルクを与えました。
与えた量は100mlです。
はい、そうです。最初からいきなり与え過ぎました。
もう今考えてもきゅう太(長男)に申し訳なくて申し訳なくて…。
通常は20mlくらいから与えるのがべストらしいですが、わたしはアレルギー検査を受けて牛乳に反応がなかったので安心しきって100mlも与えてしまいました。
そしてきゅう太(長男)は、その100mlをぜ~んぶ飲み干してしまいました…。
うぅ…わたし最悪…。
ここです。ここからです。
地獄の1日を過ごしたのは…。
きゅう太(長男)がミルク100mlを全部飲み干してから20分も経たないうちに、どんどん顔が変わっていきました。
キッチンで作業をしていたわたし。
きゅう太(長男)はお布団で1人遊びをしながらゴロゴロしていました。
そしてきゅう太(長男)の様子を確認したねぎパパ(旦那)がきゅう太(長男)の変化に気づきます。
「あれ?目の周りどこかにぶつけた?何かはれてるよ?」
慌ててキッチンからリビングに走ってきたわたし。
確認した時にはきゅう太(長男)はすでに顔が変わっていました…。
すぐに洋服を脱がせて体を確認すると真っ赤で湿疹だらけ!
「これアレルギー症状だ!絶対ミルクだ!わたし、100mlも与えちゃった!どうしよう、どうしよう!」
慌てふためくわたし。
ちょっと記憶がないくらいに動揺しました。
本当に顔がパンパンに腫れあがって、まぶたがボコッとふくれて真っ赤。
きゅう太(長男)は目をしょぼしょぼさせながら少しかゆい様子をみせました。
「きゅう太(長男)が死んじゃったらどうしよう!!」
もうそればっかり考えてとにかく病院に連れていく事にしました。
でも待って!今日は日曜日!
ちーん…。
緊急病院に連れて行かなければ!
そんな時、ねぎパパ(旦那)が「まずはココに電話してみよう!」ときゅう太(長男)の母子手帳をもってきてくれました。
そこには「小児科緊急医療電話相談」といって、夜間の急な病気やケガに関する電話相談に経験豊かな看護士がアドバイスをくれる電話番号の記載がありました。
(住んでいる県によって番号が異なります)
365日年中無休での対応!
すぐに電話をかけることに。
電話をかけるとすぐに優しい声の看護師さんが対応してくれました。
そして今のきゅう太(長男)の状態などを詳しく説明。
その時のきゅう太(長男)の様子はこうです。
・まぶたがはれている
・体に湿疹がありあかくなっている
・少しかゆそう
・機嫌はとても良い
・熱はなし
・顔色は良い
・咳き込みや息苦しさなどはない
・下痢、嘔吐はなし
看護師さんによると、機嫌が良くて元気があるのなら緊急病院にいかずちょっと様子を見てもいい。病院の受診は月曜日の朝一でも大丈夫。とのことでした。
とっても心配でしたが日曜日ということもあり、看護師さんの言われたとおりにしばらく様子をみることに…。
そしてしばらく様子を見ていると、確かに少しずつきゅう太(長男)の腫れあがった顔が元に戻ってきていました。
「あぁ…助かった…」
顔がパンパンに腫れて顔が変わったときには世界が終わった感覚になりましたが、なんとか悪化せずに済みました。
今後は本当に気をつけなくちゃっ!
きゅう太(長男)本当にごめんなさい…。
ということで、きゅう太(長男)のアレルギー症状が出た時の様子はこんな感じでした。
…アレルギーって本当に恐ろしいです。
離乳食の与え方をもう1度おさらいしてみた
今回、大失敗をしてしまったわたし…。
ミルクも含め、改めて離乳食の与え方をおさらいしてみました。
1・初めて食べる食材は1口与えて様子をみる
2・初めての食材は1食に1種類にする
3・すぐに対応できるように平日の午前中に試す
アレルギーを甘く見てはいけません。
赤ちゃんが機嫌よく口をぱくぱくさせていると、つい2口3口と与えてしまいそうになりますが命のかかわることにもなりかねませんので絶対にやめましょう!
2度と失敗を繰り返さない為にもまとめます。
1・初めてミルクをのむのに100mlも与えてしまった
2・初めての食材を日曜日の午後与えてしまった
きゅう太(長男)の体にとっても負担をかけてしまいました…。
今思い出しても泣けてきます。
いや、本当に泣きたいのはきゅう太(長男)だけど…。
家庭での対処の方法
何かアレルギー症状が出た時、自己判断だけは絶対に危険です!!
すぐにかかりつけ医や専門の人に相談しましょう。
あと、やっぱり母子手帳は常に携帯した方が良いと改めて感じました。
母子手帳は赤ちゃんの記録がいっぱいつまった赤ちゃんの生き写し!
アレルギーだけではなく、外出先で何かトラブルがあったときでも母子手帳があればスムーズに医療機関などで対応ができます。
緊急性の高い場合には、今まで飲んだことのある薬(おくすり手帳)、赤ちゃんがどのように成長してきたのか、すぐに確認ができるだけでその後の経過が全く変わってきますよね。
肌身離さずもつようにしましょう!
ちなみに母子手帳には今回とても助けられました。
小児緊急医療電話相談の番号や相談時間の記載、アレルギーが起こった時の家庭での対処のポイントなどなどがとっても詳しく書かれていたんです。
普段はじっくり読むことのないページも、ちょっとスキマ時間ができたときに一読していると良いかもしれません。
保育園での対応
きゅう太(長男)は4月から保育園に通っています。
保育園では給食やおやつ、ミルクが出るのでアレルギーにも繊細に対応していかなければいけません。
小児科の先生に相談して、当分ミルクはアレルギー用のものを与えることになりました。
我が家の通う保育園では、アレルギー用のミルクを与える場合、お医者さんの診断書が必要となります。
バッチリ診断書ももらってきたので、これでちょっと一安心…。
今後も注意して離乳食をすすめていかなくちゃいけませんね。
頑張るぞっ!
余談ですが、お医者さんがおすすめするアレルギー用ミルクはミルフィーです。(保育園でもミルフィーを使用しているようです)
ミルフィーはこちらです。
まとめ
「心配しすぎないで!アレルギーって成長と共に治ることがほとんどだから」
この小児科の先生の言葉を信頼して、今後もアレルギーと上手につきあっていこうと思います。
アレルギーってすぐには治らないけれど、地道に頑張っていきましょ~!
エイエイオー!
おっしまい!
—– 2017年11月追記 ——-
きゅう太(長男)は現在、2歳3ヶ月になりました!
あれほど心配していたアレルギーもほとんど出る事はありません。
牛乳・ヨーグルト・フレンチトーストだってパクパク食べてくれるようになりました!わーい!
先生がおっしゃっていた通り、成長と共に体の中もしっかりしてくるのですね!
現在悩まれているお母さんへ。
時間が解決してくれることもあるので、心配しすぎないように上手に付き合っていってほしいです!
それでは^^